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ご高齢者様の口腔内

「健康」⇔「オーラルフレイル」➔「機能障害」
 
 最近、医療現場ではさかんに「オーラルフレイル」という言葉を耳にします。
「オーラルフレイル」とは、「健康」と「機能障害」との中間にあり、始まりは、滑舌低下、食べこぼし、わずかなむせ、かめない食品が増える、口の乾燥等ほんのわずかな症状であり、見逃しやすく、気が付きにくいものです。
これを見逃してしまうと、機能障害へ以降し、むせがひどくなったり、飲み込めなくなったりして食事が取れなくなってしまいます。
逆に言えば、早期に対処すれば健康に近づけていけるのです。
 
残念ながら幼少期に口腔内の環境を整えるという生活習慣のないまま、今日に至っている事が多く、虫歯も歯周病も重症な方が多いと言えます。
口の中の環境が全身の病気と深く関わっているので、何かが起きてから来院するのではなく、積極的に口腔内の環境を整える事を目的に来院をおすすめ致します。
 
また、ご高齢者様は様々な持病をお持ちになっていらっしゃる方が多く、歯科の診療に不安をお持ちの事と存じます。
すぐむせてしまったり、首や腰の痛みから水平位での歯科の診療が苦手の患者様も多く見受けられます。
できる限り患者様のご希望に沿うような診療ができればと思っております。
 
 
 
 
 

   

義歯(入れ歯)

 
 最近の高齢者様はだいぶ残存歯の数が増えてきています。
とは言え「入れ歯を作ったけれども調子が悪いので入れていない」
または、「入れなくても食べられるから必要ない」
と言う方も多いのが現状です。
咀嚼は臼歯と呼ばれる奥歯で咬む事が大変重要で、奥歯が無い方は
前歯だけでで咬む事を続けていると、前歯に負担がかかり結果的に前歯も失う事
になります。
見た目が整っていればいいと考えていると、その見た目も失ってしまうのです。

     

義歯(入れ歯)

 歯を失ってしまった時、近年はインプラントという選択肢もありますが、
費用や、施術の期間を考えると即決はなかなか難しいかもしれません。
インプラントは今や確立された医療で適切に行えば快適に機能してくれます。
ですが決断するまでは多くの方がまず、入れ歯で対応される事が多いのです。
 

  
  
  

こんな義歯も

  
 顎にあたる部分を金属で作製すると、薄くする事ができ異物感の少ない義歯になります。さらにこの金属をチタンで作製すればもっと「かる〜い」義歯にもなります。 
 
 
 
 
 
 
入れ歯につきものの、バネが人から見えない入れ歯も作製する事ができます。
下の入れ歯   バネが外から見えます。
上の入れ歯   全くバネが見えません。
 
 
 
一例を挙げましたが義歯の種類は様々なので、症例にあったものを選択する必要があります。ご相談ください。

美味しく食事をいただきましょう!